英文法の学習には一年以上かけるべし

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急がば回れ

この一言で納得ができた御仁は以下を読む必要はござらん。

英語を学んでいる御仁の多くが英文法を理解しようと努力されている事と思うのでござるが、英文法は理解するよりも身につけるものでござる。我々が日本語の文法を無意識に使いこなせるように、「うまく説明できないけどなんとなく解る」程度がむしろベストと言えるでござろう。

さて英文法の学習といえば大抵の御仁が解説書なり参考書を利用されていると思うのでござるが、イラストで前置詞の感覚などを解りやすく説明した本・詳細に品詞や構文を解説した本など色々あると思うのでござる。

イラスト入りで解りやすく解説された本は、前置詞のもつニュアンスなど言葉で表現するには難しい感覚的な面を理解するのにちょうど良く、長年の疑問が「スッキリ」する良い本が多いのでござるが、カバーしている範囲が狭いのが難点でござるな。

詳細に解説した本は逆に情報量が多すぎて、頭で理解する事に精一杯になってしまって英文法を身につけるどころではなくなってしまいがちでござる。真面目に読まずに流し読みをするぐらいの感覚でちょうど良いでござろう。

どちらを読めば良いのかといえばどちらでもよくて、むしろ片っ端から手にとって例文をたくさん読んだ方が良いでござる。

大事なのはこの「より多くの例文に触れる事」でござる。文法書の解説を読んだだけではいまいち理解できないのも当然で、このモヤモヤした状態でたくさんの例文を読んだ後に文法書をもう一度読む事によって、文法書の説明がスッキリと納得できるのでござる。

文法書を読む→多くの例文に触れる→文法書を読む→スッキリ!

この流れをうまく作ることでござる。そしてこの一連の流れを1日で終わらせようとしては駄目で、ひとつの文法的疑問に最低でも1週間以上はかけてもらいたいと思う次第でござる。例文も1個や10個では駄目でござる、最低30個~50個ぐらいは必要でござろう。大変でござるが一度スッキリしてしまえばもう二度とその事でモヤモヤする事はないので、じっくりと時間をかけてくだされ。こうしてモヤモヤとスッキリ!を1年くらい繰り返せば、英文法は十分身につくはずでござる。Let's スッキリ!

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