著作権の切れた名作を無料で読もう

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ご存知の通り著作権には有効期限というものがあり、細かい話をするときりが無いでござるが日本では著作者の死後50年、アメリカでは70年が経過すると、おおよその作品は著作権の保護対象ではなくなって公共の財産(パブリックドメイン)となるのでござる。そうなるとその後は様々な人々が過去の名作を格安あるいは無料で提供できるようになるわけでござるが、今回紹介するのは著作権の切れた作品を電子化してインターネット上で無料で公開しているサイトでござる。

Project Gutenberg
Project Gutenberg

© Project Gutenberg

Gutenberg(グーテンベルク)という名前は活版印刷の父・ヨハネス・グーテンベルクからとったものでござるな。活版印刷の発明によってそれまで非常に高価だった書籍が一般の人々でも気軽に買えるようになり、人類文化の発展に著しく貢献した歴史的事実を受けてのものでござろう。このページを製作している2012年2月現在で約38,000冊の電子書籍が公開されているでござる。

英語のサイトで装飾も簡素なので、ぱっと見はなにやら難しそうに見えるのでござるが、PCブラウザやモバイルブラウザやキンドルなど、さまざまなネットデバイスでアクセスして電子書籍を読んだりダウンロードできるようになっており、慣れると非常に使いやすいサイトでござる。特にお目当ての作品が無いという御仁は Top downloads のページをチェックしてみると良いでござろう。シャーロックホームズとか、ハックルベリーフィンの冒険とか、グリム童話とか不思議の国のアリスとか、誰もが一度は名前を聞いたことある作品が目白押しでござる。

近年何かと話題となる電子書籍。なかにはやっぱり本は紙でなくては駄目という御仁もおられると思うのでござるが、それはそれとして読者の選択肢が広がるのは良い事だと思う次第でござる。日本にも 青空文庫 という過去の日本文学や日本語訳された本を公開しているサイトがあって、拙者もたまに利用させてもらっているのでござるが、こういうプロジェクトにはぜひとも今後も発展していってもらいたいものでござる。

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