単語の成り立ち・語源学習法

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今回は英単語の成り立ちの話をして、皆さんの単語学習に役立てていただきたいと思うでござる。いわゆる「語源学習法」というものの話でござる。誤解を恐れず拙者が思う英単語の成り立ちを簡潔かつ明瞭に言うと、

漢字と似てる

まさか、と思う御仁が多かろうと思うので解説させていただくでござる。以下の単語を見てもらいたい。

start 始める・出発する restart 再開する・再出発する
turn 回す・裏返す return 帰る・戻る
action 働き・活動・作用 reaction 反応・反作用
cycle 周期・循環 recycle 再利用する・再循環させる

右側の単語は全て "re+英単語" で出来ていると解るでござるな、そしてこの "re" には「再び」とか「返ってくる」「繰り返す」などの意味を英単語に付与していると解っていただけるでござろうか?では次の単語を見てもらいたい。

act 行動する 動詞・名詞 acted 行動した 過去形・過去分詞
action 行動・活動 名詞 acting 行動すること・演技 名詞・形容詞
active 活動的な 形容詞 activate 活動的にする 他動詞

これらの単語は全て "act+α" で出来ていると解るでござるな。そしてactの後ろの部分が単語の品詞を決定していると解っていただけたでござろうか?

ここまで来て漢字を思い出してもらいたいのでござるが、漢字も部首と+αを組み合わせて出来ているでござるよな。花とか草とか菌とか。江とか河とか汁とか。

要するに「多くの」英単語も漢字も法則性のある組み合わせで成り立っているということでござる。ちなみに英単語の場合は接頭辞+語根+接尾辞という組み合わせで成り立っているのでござる。

接頭辞は単語全体に意味を付与する働きをし(と同時に品詞を作る場合もある)、語根はその単語の中心となる部分であり、接尾辞はその単語の品詞を決定する(と同時に意味も付与する場合もある)。それぞれラテン語・ギリシャ語・フランス語などに語源を持つことが多いので語源学習法というのでござる。

なぜ「多くの」とわざわざ強調したかと言うと。英語はその成立の歴史の影響で、生活に密接した頻繁に使われる重要単語ほどこの法則が当てはまらないからでござる。 (英語の歴史については英語史のおはなしで解説しているでござる) 数は多いが重要度の低い単語にしか当てはまらないので、ある程度の語彙力を持った御仁でないと逆効果になる上に、語彙力がついてくれば「自然と気づく・なんとなく憶える」ことだと拙者は思うでござる。

とは言え接頭辞や接尾辞や語根を頭の片隅に入れておけば、単語学習の手助けになるはずでござるから一覧を作ってみたでござる。単語を辞書で調べた時などに派生語や関連語を意識すると良いでござるよ。

接頭辞一覧 接尾辞一覧 語根一覧

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