弥次喜多インド道中膝栗毛 其の一

ちょんまげ英語塾 > へいはちろう放浪記 > インド編その1

エアインディア

まずは旅立ちからでござる。そもそも拙者はこの一つ前のタイ・カンボジア旅行まで海外旅行に行った事がなく、英語なんてほとんど話せなかったのでござるが、友人(以下喜多さんと呼ぶ)はイタリア・ベトナム・中国などなどに行った事があり、拙者から見れば海外旅行のプロフェッショナルみたいに思えて出発までは頼りにしてたのに、蓋を開けてみたら英語力は拙者と同じくらいか微妙に下、そのくせ無駄に現地人と仲良くなるので非常に迷惑したのでござる。

左の写真は成田空港の待合ロビーから見たエアインディアのジェット機でござる。写真ではわからないでござるが、そこはかとなくボロいので正直怖かったでござる。喜多さんいわく「マサラくさい」とのこと、確かにお香の匂いが充満してて不思議な感じでござった。

機内食はやはりカレーでこれは中々おいしかったので満足でござるが、機内上映の「マサラムービー(インド独特の歌って踊る映画)」は安眠妨害でござる、例え音はイヤホンで聞くとしても、絵的に!

結局最後まで見ちゃったでござる。

インド駅のホーム

インドのデリーに到着し、空港から降りたのが真夜中。覚悟はしていたけど真夜中のデリー空港出口はとても怪しげな雰囲気で怖かったでござる。とにかく1分に一回はインド人のおじさんが話しかけてくる。

インドでは四輪のタクシーと三輪の「リキシー(リクシャーとも言う日本語の人力車からとった名前らしい)」というのが短い距離の移動手段なのでござるが、その客引きがすごいのでござる。しかも値段は交渉次第なのでインド人が全員拙者たちを騙そうとしているように見えて、臆病な拙者たちは中々空港から移動できない、

結局喜多さんのアイデアで同じく空港にいたオーストリア人の初老の夫婦にタクシーを相乗りさせてもらってデリー駅の近くまで移動したのでござる。こういう時は喜多さんの人あたりのよさが光るのでござる。

英語がほとんど通じなくてもニコニコしてればなんとかなってしまうのは一つの技と言えるでござるな。

そしてだからといって別に無事に駅に着くわけでもなく、駅に着いても夜なので宿を探して眠りに着くまで大変な思いをしたのでござる。その辺は長くなるので省略して、左の写真はデリー駅のホームから見た列車でござる。この列車に乗って最初の目的地アグラまで行ったのでござるが、一番安い2等客車にしたので座席はおろか床一面インド人だらけでござった。相変わらず喜多さんがインド人の子供たちと仲良くなってお金をせびられたりしていたのでござるが、比較的無事にアグラに着くことが出来たのでござる。

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