ちょんまげ英語塾 > へいはちろう放浪記 > タイ・カンボジア編その5
お世話になった女性と別れ拙者は1人でさらに北の街のチェンライへ。 街自体はそこそこ大きいのでござるがバンコクやチェンマイと違って舗装してある道路が一つもない。それだけに見所は何も無いのでござるが静かな街でござる。 今度は1人で宿を取らねばと「地球の歩き方」を頼りになんとかゲストハウスに、そこがたまたま春を売る女性の集まる飲み屋の隣だったらしく、ベランダに出てバンコクの紀伊国屋で買った「スターウォーズ」の英語版を辞書片手に悪戦苦闘しながら読んでいたら下の方から「おにいさ~ん♪」「かも~ん」などと呼ばれます。 いつのまにやら5~6人くらいのタイ人女性が集まってこちらに手を振ってるではござらんか!別にウブなネンネじゃないのでござるが、歴史のロマンに思い馳せる旅にそういうのは余計と思っていた拙者は、なんだか非常にテレ臭くなってしまってすぐさま部屋に戻ってチェンライ滞在中は窓を開けることは2度となかったのでござる。 あと拙者が泊まった部屋は共同シャワールームの真ん前だったのでござるが、滞在二日目の夜、シャワールームから英語で男女の話声が聞こえてきます。 「もしや、春をご購入された男性とお相手の女性か!?」とドキドキしながら聞いていたら、しばらくすると男性が大声でどなりながら「出ていけ!」 「だまされた!」と怒っているではござらんか。 拙者の勝手な想像ではござるが女性が多分オカマさんだったのではないかと思うでござる。タイでは結構多いらしくてよく見かけたでござるよ。 |
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どうしてわざわざタイの北の果てまで来たのかというと「歩いて国境を越える」のが目的だったのでござる、何しろ日本には国境が無いでござるからな。 それがどうした?と言われればそれまででござるが。何しろ他にやることが無かったんだから仕方がないでござる。左の写真はチェンライのさらに北の町から国境の橋を渡ってミャンマー側に出たところでござる、ちょうど奥に見えるのが国境の手続き所でござる。 ちなみに「地球の歩き方」に「手続きをする際、役人にワイロを求められることがある。」と書いてあったのでござるが、見事にワイロを要求されたでござる。下手な揉め事を避けたかった拙者がすぐさま100バーツ紙幣を渡すと役人は「え?本当にくれるの?」みたいな驚いた顔をしたのでござる。なんだか少し悔しい。 |
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国境を越えるとすぐ市場があって、ちょっと歩くとすぐ田舎道に出たでござる。ビザが一時滞在用なのであんまり遠くへ行くと捕まるらしいのでござるが、ちょっと足を伸ばしてみたのでござる。 |
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さらに奥へ行くと民家も無くなったでござる。ここらへん一帯は昔ゴールデントライアングルと呼ばれる麻薬の1大生産地だったので、そういう事に思いを馳せながら歩いているとなにやら自分がすごく大冒険をしている気分になってくるのでござる。 危険がすぐそこに!なんて事は当然なく、しばらく歩いて飽きたらすぐ国境まで戻ったでござる。ミャンマーでの滞在時間は約4時間。 |