WordPressをxreaにインストールする

WordPress(ワードプレス)とは

WordPressとはオープンソースで開発され、誰でも無料で利用できるブログ・CMS(Content Management System)プラットフォームです。WEBサーバなどにインストールして使用しますが、無料ブログサービスなどとは違いその自由度の高さがヘビーユーザに好評です。またWEB標準に準拠した美麗なテンプレートの数々、目的別に用意された豊富なプラグイン集、直感的に扱える管理画面など自由でありながらも、それほどの専門的知識を必要とせずにブログを運営する事が出来ます。

またインストールやアップグレードなどの作業もこれまでのツールに比べたら驚くほど簡単です。これまで無料ブログのカスタマイズ性能の低さやサーバのレスポンスの遅さに不満を抱いていた人はWordPressを利用すればそれらの問題はことごとく解決するでしょう。

なおオープンソースソフトウェアであるWordPressにはWordPress 日本語版とWordPress MEという2種類の日本語環境WordPressがありましたが、2008年3月でWordPress MEは開発を終了しています。これからWordPressを利用される方はWordPress 日本語版をインストールして下さい。

xreaとは

xrea(エクスリア)とはデジロック社が運営する広告付き無料、または広告なし1年払い2400円(200円/month)で利用できる高機能レンタルサーバです。無料・格安サーバでありながら、PerlやPHPなどのCGIからMySQLなどのデータベース、独自ドメイン持込によるサブドメイン対応など破格の高機能で高い評価を得ています。

coreserver (コアサーバー)という、同社の上位サービスもあります。ビジネスで使う場合など、より安定したサイト運営を求める方はxreaではなくこちらを利用した方が良いでしょう。

xrea・coreserver 料金・機能比較表
  XREA XREA+
(有料版)
CORE-
MINI
CORE-
A
CORE-
B
初期費用 なし なし 500円 1000円 2000円
年額 なし 2400円(200円/月) 2500円
(208円/月)
5000円
(417円/月)
9900円
(825円/月)
ディスク容量 50MB 3GB 6GB 15GB 60GB
転送量目安/月 30GB 90GB 100GB 150GB 300GB

許容負荷率
(xrea+を100%とした場合)

不明 100% 125% 250% 1000%
MySQL/
PostgreSQL
各1個 各5個 各10個 無制限 無制限
マルチドメイン 10個 20個 50個 無制限 無制限
最大アカウント数
(同居ユーザー数)
不明 不明 300以下 128以下 64以下

xreaでは管理画面からボタン一つでWordPressのインストール(ファイルのアップロードのみ)が出来るのですが、現在利用できるWordPressが既に開発を終了しているWordPress MEであるため、このページでは一からWordPressをインストールする方法を解説して行きます。

xreaの準備

サーバを確保する

WordPressをインストールする前に公開するサーバを確保する必要があります、このページではxreaを中心に説明して行きますが、他のサーバを利用されている方は適宜対応してインストールして下さい。

WordPress 動作環境 ※Ver. 2.9.x現在
PHP 4.3以上
MySQL 4.1.2以上

まだサーバを借りていない、独自ドメインも持っていないという方はそれぞれ下記のページを参考に取得して下さい。

xrea + VALUE-DOMAINでサイト運営

VALUE-DOMAINで独自ドメインを取得する

 

サーバが確保できたら、WordPressを公開するURL・ディレクトリに従ってDNSの設定をして、公開ディレクトリを作成して下さい。DNSの設定については上記xrea + VALUE-DOMAINでサイト運営サーバアカウントにドメインを設定するの部分を参考にして下さい。

データベースの作成

WordPressでは投稿記事やコメント、設定データなどほとんどのテキストデータをデータベース(DB・SQL)というサーバソフトウェアに格納して利用しますので、インストール前にデータベースを準備する必要があります。

まずxreaのご自分のサーバの管理画面にログインし(バリュードメインの管理画面からサーバーアカウントの登録・管理・購入サーバ設定)管理メニューからデータベースを選びクリックして下さい。

データベース作成

MySQLの追加編集の部分を選択し、パスワードを入力し、文字コードをUNICODEにして作成ボタンを押して下さい。これでデータベースの作成は完了です。DB・ユーザ名及びパスワードを忘れない様にして下さい。

※サーバのMySQLのバージョンによってはEUC-JPしか選択できない場合がありますが、その場合EUC-JPでも構いません。

WordPressをサーバにインストールする

WordPressファイルのダウンロード

まずWordPress 日本語のサイトから最新のWordPressファイルをダウンロードして解凍して下さい。このページを作成時の最新バージョンは2.5.1ですので、バージョンが更新されていたら適宜対応して下さい。

2.9.2でもインストールと動作を確認し、ページ内容に修正を加えました。

コンフィグファイルの設定

解凍して出来たwordpressフォルダからwp-config-sample.phpというファイルをテキストエディタ(※注意)で開いて編集します。

※注意
Windows環境の場合「メモ帳」や「ワードパッド」は使わず、TeraPadサクラエディタなどのフリーの高機能エディタを使用して下さい。 MacやUnix系OSの方はUTF-8を扱えるエディタならば問題ありません。

wpコンフィグ設定

まずMySQLのログイン情報を設定します。

/** WordPress のデータベース名 */
define('DB_NAME', 'putyourdbnamehere'); の

putyourdbnamehere と

/** MySQL のユーザー名 */
define('DB_USER', 'usernamehere'); の

usernamehereの部分に

データベース作成時に表示されていたDB名・ユーザ名を入力して下さい。
xreaではこの二つは同じものとなります。

次に、

/** MySQL のパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'yourpasswordhere'); の

yourpasswordhereの部分に

データベース作成時に入力したパスワードを入力して下さい。

 

次に認証用ユニークキーを設定します。

以下の文字列のそれぞれput your unique phrase hereの部分に適当な文字列を入れるのですが、考えるのが面倒くさい人は
https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/ にアクセスして表示された文字列をコピー&ペーストしてもOKです。その場合は元からあった設定例は削除してください。

define('AUTH_KEY', 'put your unique phrase here');
define('SECURE_AUTH_KEY', 'put your unique phrase here');
define('LOGGED_IN_KEY', 'put your unique phrase here');
define('NONCE_KEY', 'put your unique phrase here');

 

DB名・ユーザ名をexample、DBパスワードをpassword、文字列をthis is an example phraseとすると以下の様になります。文字列はそれぞれ独自のものに置き換えて対応して下さい。

define('DB_NAME', 'example');
define('DB_USER', 'example');
define('DB_PASSWORD', 'password');

* 認証用ユニークキー
define('AUTH_KEY', 'this is an example phrase');
define('SECURE_AUTH_KEY', 'this is an example phrase,too');
define('LOGGED_IN_KEY', 'this is also an example phrase');
define('NONCE_KEY', 'this is an example phrase, I said');

その他の設定項目はxreaでは必要ありません。入力が完了したら「名前を付けて保存」などを選択してファイル名をwp-config.phpにして別ファイルとして保存します。

WordPressファイルのアップロード

コンフィグファイルの編集が終わったらwordpressフォルダの中のファイル全てを公開するディレクトリにFTPクライアントソフトを使用してアップロードして下さい。

アップロードが完了したら

http://example.com/wp-admin/install.php
http://example.com/wordpress/wp-admin/install.php

などにブラウザでアクセスします。太字より前の部分はご自分の環境に合わせて適宜変更して下さい。

WordPressインストール1

必要事項を記入してWordPressをインストールをクリックして下さい。

インストール完了の画面が表示されたら、インストールは終了です。

表示されたユーザ名とパスワードをメモしてログインをクリックします。

もしインストールの途中でインストールが失敗する時はデータベースの設定及びコンフィグファイルの設定が間違っていないか確認して下さい。

セーフモード対策

xreaではセキュリティ上の観点から、モジュール版PHPのセーフモードの設定がONになっています。セーフモードとはPHPのアクセス権限に関する設定で、詳しい説明はここではしませんが、これによってテンプレートの書き換え・テンプレートの自動インストール・画像のアップロード・WordPress本体の自動アップグレード・プラグインの自動インストール・自動アップグレード・プラグイン本体などが上手く動作しない事があります。

これに対処する方法は二つありますので簡単に説明します。

 1.モジュール版PHPではなく、CGI版PHPを使用する

CGI版PHPならばユーザー権限で実行されるのでセーフモードによる制限がかかりません。

方法としてはWordPressをインストールしたディレクトリに.htaccessというファイルを作成して、

AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

という1行を記述してください。

ただしCGI版PHPはモジュール版PHPに比べて動作が遅く、負荷もかかります。

※WordPress2.8からCGI版PHPで動かすと一部のブラウザでダッシュボードのレイアウトが崩れるという症状が報告されています。

これを回避するにはインストール時に編集した
wp-config.php ファイルの適当な位置に

define( 'CONCATENATE_SCRIPTS', false );

という一行を追加してください。

これでCGI版PHPでも2.8以降のWordPressが使用できます。

 

※※以下は上級者向けの説明です。

モジュール版PHPと組み合わせて、必要なファイルのみを指定してCGI動作させることもできます。CGI動作させたいファイルのあるディレクトリに.htaccessファイルを作成して以下のように記述します。

<files ファイル名>
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
</files>

この方法を用いて2.8以降のWordPressを使用することもできます。

ただファイルを指定するやり方は、今後のWordPressのバージョンアップによって指定すべきファイルが増えたり変更される可能性があるので、特に詳しい方以外にはお勧めしません。

 

 2.対象となるディレクトリやファイルを前もって作成して、権限を与える

セーフモードによって起こる問題は、アクセス権限によるものなので先に権限を与えてしまえば回避できます。

ディレクトリは707、ファイルは606にアクセス権限を設定してモジュール版PHPが読み書きできる様にすれば良いのです。

具体的にはテンプレートファイルを606に設定して、画像のアップロードディレクトリ、プラグインのアップグレード用ディレクトリを前もって作成して707に設定してください。セーフモードで動作しないプラグインも、プラグインが作成・使用するディレクトリやファイルが解れば前もって作成して権限を与えれば動作します。

※プラグインをインストールする時のみ(またはプラグインの一回目の動作時のみ)上の1番の方法でPHPをCGI動作させると、プラグインで使用するディレクトリ・ファイルをPHPに作成させる事ができます。その後でモジュール版PHPに戻してアクセス権限を設定すれば大抵のプラグインは動作します。

ただしアクセス権限をむやみに与えてしまうとセキュリティホールになる可能性がありますので注意して下さい。

以上で説明は終わりです。お疲れ様でした。

XREA・CORESERVER TIPS